日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネゲブ砂漠」の意味・わかりやすい解説 ネゲブ砂漠ねげぶさばくNegevNegeb イスラエル南部にある砂漠。ベールシェバからエイラトまで、東はヨルダン地溝帯、西はシナイ半島に挟まれ、長三角形状をなす。面積約1万2000平方キロメートル。ベドウィン(遊牧民)の遊牧地であったが、イスラエル独立後は農業開拓が進められ、穀物、飼料作物、果実、野菜の産地となっている。鉱産資源としてはカリ塩、燐酸(りんさん)塩、天然ガス、陶土などを産する。ローマ時代やビザンティン時代の遺跡も多い。[末尾至行] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例