アイルランド初代大統領(在任1938~1945)。プロテスタント教区牧師の子として生まれ、ダブリンのトリニティ・カレッジで言語学を学ぶ。1893年に「アイルランドの非イギリス化」を目標としたゲール同盟Gaelic Leagueを設立し1915年まで会長を務めた。ゲール同盟は各地でゲール語教室を開いて支持者を集め、1905年には550の支部をもつに至り、本来の目標であったゲール語の復興は達成できなかったが、文化的にはアイルランド・ルネサンス、政治的にはシン・フェインやフィニアン主義の復活など急進的ナショナリズムの再生をもたらした。1909年、ダブリンのユニバーシティ・カレッジで最初の近代アイルランド語教授となり、民族語の近代化と普及に努めた。
[堀越 智]
『T・W・ムーディ、F・X・マーチン編著、堀越智監訳『アイルランドの風土と歴史』(1982・論創社)』▽『P・B・エリス著、堀越智・岩見寿子共訳『アイルランド史―民族と階級』上下(1991・論創社)』▽『上野格著「アイルランド」(松浦高嶺著『イギリス現代史』所収1992・山川出版社)』▽『松尾太郎著『アイルランド民族のロマンと反逆』(1994・論創社)』▽『S・マコール著、小野修編、大渕敦子・山奥景子訳『アイルランド史入門』(1996・明石書店)』
「スキン」のページをご覧ください。
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出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…皮膚
[原料皮]
たんに原皮ともいい,ウシ,ヒツジ,ヤギ,ウマ,ブタ,シカなどの哺乳類のほか,ワニ,トカゲなどの爬虫類が用いられるが,なかでも牛皮の使用量がひじょうに大きい。 原料皮は,その大きさによりハイドhideとスキンskinに区別する。ハイドは大動物(ウシ,ウマなど)の皮で,アメリカ,カナダ規格では皮重量25ポンド(約11kg)以上のもの,スキンはそれ以下のもので,幼動物または小動物(子ウシ,ヒツジ,ブタなど)の皮をさす。…
…1886年刊。学識・人格ともにすぐれ,人々の尊敬を集めているジキル博士が,自分の発見した薬を飲んで極悪残忍なハイド氏に一変するという,一人の人間の中に宿る善と悪の争いを寓話化した物語。今日では〈ジキルとハイド〉は普通名詞として一般に二重人格を意味するほど有名になっている。…
…ときには,そこに生える低木そのものを指すこともある。ドイツ語でハイドHeideともいう。草本や蘚苔類・地衣類が優占する酸性土壌のやせた土地にも使うことがある。…
…共同体農民は,(1)屋敷と庭畑,(2)開放耕地の各耕区内の一つ以上の地条,を保有するほか,(3)耕地持分に比例した共同地(アルメンデ――森林,放牧地,採草地など)の用益権,を有する。この三者を総称してドイツでフーフェと呼び,フランスのマンスmanse,イギリスのハイドhideに相当する。この3要素の総体を分割できぬ農地単位としてラテン語でマンススmansusと呼ぶ例は7世紀に始まる。…
※「ハイド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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