バーミヤン(その他表記)Bāmiyān

デジタル大辞泉 「バーミヤン」の意味・読み・例文・類語

バーミヤン(Bāmiyān)

アフガニスタンカブール北西にある渓谷。周辺にある多数の石窟は、かつての僧坊岩壁には2体の巨大な仏像が刻まれていたが、2001年3月、当時アフガニスタンを支配していたイスラム原理主義タリバーンが、偶像崇拝否定を理由にこれを破壊。2003年「バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群」として世界遺産文化遺産)に登録されたが、破壊行為のため同時に危機遺産リストにも登録された。バーミヤーン

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旺文社世界史事典 三訂版 「バーミヤン」の解説

バーミヤン
Bāmiyān

アフガニスタン中央部にある仏教遺跡
中央アジアとインドを結ぶ古代交通の要地で,峡谷断崖に高さ53mと35mの巨大な仏像(その顔面後世イスラーム教徒のために破壊された)が刻まれているほか,壁画のある石窟寺院からなる。3〜8世紀ごろのもので,ガンダーラやグプタ様式ササン朝ペルシア)の影響が強く見られる。1996年アフガニスタンの首都カブールを征圧したイスラーム原理主義集団タリバーンによって爆破予告をうけている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バーミヤン」の意味・わかりやすい解説

バーミヤン

「バーミアーン」のページをご覧ください。

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