日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒバ・オア島」の意味・わかりやすい解説 ヒバ・オア島ひばおあとうHiva Oa 南太平洋、フランス領ポリネシア、マルケサス諸島中の一島。旧名ドミニカDominica島。東西37キロメートル、南北16キロメートル、面積200平方キロメートル、人口1837(1996)。最高峰はテメティウTemetiu山(1200メートル)。火山島で、土壌は肥沃(ひよく)。コプラの産出が多い。南岸のアツオナAtuonaはマルケサス諸島の中心都市。南太平洋を愛した画家ゴーギャンはこの島で没した。[大島襄二][参照項目] | ゴーギャン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒバ・オア島」の意味・わかりやすい解説 ヒバオア島ヒバオアとうHiva Oa 南太平洋,フランス領ポリネシアのマルキーズ諸島最大の島。面積 200km2。火山島で中央山脈の最高点は 1260m。その周囲には肥沃な台地が開ける。熱帯気候に属し,高温多雨で年平均気温は 26℃,年降水量は 750~2500mm。台地ではウシ,ヤギ,ウマが飼育される。南岸のトレイター湾は,周囲を高さ 900mの山に囲まれた良港で,おもにココナッツ製品を輸出する。主要集落はアトゥアナで,E.H.P.ゴーガンの埋葬地として知られる。人口 1671 (1988) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報