精選版 日本国語大辞典 「ひもじい」の意味・読み・例文・類語
ひもじ・い
[語誌](1)形容詞化する以前の「ひもじ」は女房詞だが、江戸時代には「ひもじい」として一般語化していた。
(2)江戸後期には「ひだるい時のまずいものなし」「ひもじい時のまずいものなし」両様の諺も見られ、「ひだるい」と「ひもじい」とが同義語として併存していることが確認される。しかし、「ひもじい」が男性も女性も用いるのに対し「ひだるい」は男性が用いることが多い。
(3)意味としては「ひだるい」には「空腹・疲労により体がだるいようす」を表わす用法が派生しているのに対し、「ひもじい」にこの用法はない。
(2)江戸後期には「ひだるい時のまずいものなし」「ひもじい時のまずいものなし」両様の諺も見られ、「ひだるい」と「ひもじい」とが同義語として併存していることが確認される。しかし、「ひもじい」が男性も女性も用いるのに対し「ひだるい」は男性が用いることが多い。
(3)意味としては「ひだるい」には「空腹・疲労により体がだるいようす」を表わす用法が派生しているのに対し、「ひもじい」にこの用法はない。
ひもじ‐が・る
〘自ラ五(四)〙
ひもじ‐げ
〘形動〙
ひもじ‐さ
〘名〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報