デジタル大辞泉
「ぺこぺこ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぺこ‐ぺこ
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 頭をしきりに下げるさま、また、人にへつらうさまを表わす語。へこへこ。べこべこ。
- [初出の実例]「頭を下げてぺこぺこと頼み回るなんちうことは」(出典:富岡先生(1902)〈国木田独歩〉一)
- ② 物がゆがみ、へこむさま、また、古くなって弱々しくなるさまを表わす語。
- ③ ひどく腹のへったさまを表わす語。へこへこ。ぺこ。
- [初出の実例]「腹がペコペコして目が廻りそうになってきた」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉七)
- ④ 下手な三味線の音を表わす語。べこべこ。
- [初出の実例]「今、京都で流行るといふフイトサ節をペコペコと弾き出した」(出典:名張少女(1905)〈田山花袋〉五)
- ⑤ 薄い板などがあちこちへこむ音や、そのさまを表わす語。べこべこ。
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙
- ① [ 一 ]②に同じ。
- [初出の実例]「台湾パナマだか何だかペコペコになった帽子を被ってゐる」(出典:満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉二二)
- ② [ 一 ]③に同じ。
- [初出の実例]「市民等ペコペコの腹をしながら」(出典:江戸から東京へ(1925)〈矢田挿雲〉一二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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