ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビアボーム」の意味・わかりやすい解説
ビアボーム
Beerbohm, Sir Max
[没]1956.5.20. ラパロ
イギリスの随筆家,カリカチュアリスト。オックスフォード大学在学中から雑誌『イエロー・ブック』にエッセーを発表。 1898年 G.B.ショーのあとをうけて『サタデー・レビュー』誌の劇評を担当。エッセーや批評はいずれも機知に富み,世紀末のダンディズムを表わしている。『ロセッティとその一派』 Rossetti and His Circle (1922) などの戯画,同時代の文学者たちのパロディーが多数あり,オックスフォードを風刺した小説『ズレイカ・ドブソン』 Zuleika Dobson (1911) も有名。第2次世界大戦中を除いて,後半生はイタリアのリビエラに住んだ。 1939年ナイトに叙せられた。
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