ピロ電気(読み)ピロでんき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピロ電気」の意味・わかりやすい解説

ピロ電気
ピロでんき
pyroelectricity

固体温度を変えることにより表面分極電荷が現れる現象ピロとはギリシア語で火を意味する。焦電気パイロ電気ともいう。もともと自発分極をもっているが空気中のイオン吸着などによって中和されていた固体が,温度を変えると結晶の体積変化が起り,電気分極が変化する。このため,変化した分だけの分極電荷が観測される。水晶ロシェル塩など圧電効果を示す結晶にみられる (→圧電気 ) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピロ電気」の意味・わかりやすい解説

ピロ電気
ぴろでんき

パイロ電気

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