日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォラン」の意味・わかりやすい解説 フォランふぉらんJean Follain(1903―1971) フランスの詩人。法律家として生涯を送るかたわら、故郷ノルマンディーと幼年期の記憶から着想した散文や不規則韻文のなかにひそかな韻律を忍ばせ、感情を排した日常生活や事物のさりげない描写を通じて、現実を夢と永遠に結び付ける作品を書いた。『詩の効用』(1943)、『生存する』(1947)、『与えられた物』(1952)、『領土』(1953)、『オブジェ』(1955)、『大地の装い』など多数の詩集がある。[田中淳一]『窪田般彌訳『ジャン・フォラン』(『フランス現代詩二十九人集』所収・1984・思潮社)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォラン」の意味・わかりやすい解説 フォランForain, Jean-Louis [生]1852.10.23. ランス[没]1931.7.11. パリフランスの画家,イラストレーター。初めドガについて絵を学び,印象派の展覧会に出品したが,ゴヤのエッチングに関心を深め,またドーミエに共鳴して強烈な批評精神による風刺画を描いた。 1876年からエッチング,90年からはリトグラフにより,パリの市民生活を舞台にしてあらゆる人間を扱った。ドレフュス事件や戦争を画題にした政治的作品もある。代表作は第1次世界大戦を風刺した画集『マルヌからラインへ』。 フォランFollain, Jean [生]1903[没]1971フランスの詩人。詩集『大地の歌』 Chants terrestres (1937) ,『この世』 Ici-bas (41) がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by