デジタル大辞泉
「フランダースの犬」の意味・読み・例文・類語
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精選版 日本国語大辞典
「フランダースの犬」の意味・読み・例文・類語
フランダースのいぬ【フランダースの犬】
- ( 原題[英語] A Dog of Flanders ) 児童小説。イギリスの女流作家ウィーダ作。一八七二年刊。ベルギーの寒村フランダースに祖父と暮らす貧しい少年ネロと、その愛犬パトラシェの悲劇的運命を描く。
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フランダースの犬 (フランダースのいぬ)
A Dog of Flanders
イギリスの女流作家ウィーダOuida(本名デ・ラ・ラメーMarie Louise de la Ramée。1839-1908)の児童物語。1872年刊。フランダース地方の風光を背景に,画才のある貧しい少年ネロと忠犬パトラッシュの交情を描く。幼なじみの少女とネロの交流は娘の父親である俗物の風車場の親方によって破られ,ネロはクリスマスの夜,かねてあこがれていたルーベンスの名画を収めたアントワープの教会の中で犬とともに凍死する。本国では忘れられたが,日本では大正初め以来児童名作として定着した。
執筆者:海老根 宏
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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フランダースの犬
ふらんだーすのいぬ
A Dog of Flanders
イギリスの女流作家ウィーダの児童文学作品。1872年作。ベルギーのフランダース地方の小村に祖父と暮らす少年ネルロは、老犬パトラッシュの引く荷車で牛乳を町へ売りに行く貧しい生活をしながら、絵への野心をもち、金持ちの粉屋の娘アロアの肖像を描く。だがアロアの父は、祖父の死後ネルロを村から追い出す。ネルロはコンクール落選に追い討ちされて絶望し、雪のなかで拾った粉屋の大金をパトラッシュに届けさせたあと、ルーベンスの絵の前で凍死する。貧しい人々と動物への深い愛情、ベルギーの風土、人物像の巧みな描出などによって、いまもなお読み継がれている。
[神宮輝夫]
『村岡花子訳『フランダースの犬』(新潮文庫)』
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フランダースの犬
日本のテレビアニメ。放映はフジテレビ系列(1975年1月~12月)。原作:ウィーダによる小説。制作:日本アニメーション。声の出演:喜多道枝ほか。「世界名作劇場」シリーズのひとつ。画家を目指す少年・ネロと愛犬パトラッシュの悲劇的な結末で知られる。
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フランダースの犬
フランダースのいぬ
A Dog of Flanders
イギリスの女流作家ウィーダの少年小説。 1872年刊。アントワープ近くの村に住む少年ネロと老犬パトラシエの愛情を主題とした物語で,世界的に広く愛読されてきた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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