ブライス・キャニオン国立公園(読み)ぶらいすきゃにおんこくりつこうえん(英語表記)Bryce Canyon National Park

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ブライス・キャニオン国立公園
ぶらいすきゃにおんこくりつこうえん
Bryce Canyon National Park

アメリカ合衆国、ユタ州南部の国立公園。面積145平方キロメートル。1928年制定。ポーンソーガント台地の石灰岩が水や風、砂などの侵食作用によってつくられたカラフルな奇岩の集合で、高さも人間の等身大から数百メートルの巨岩までさまざまである。形も馬蹄(ばてい)形アーチ、尖塔(せんとう)、聖堂、城、ミニ都市状とおもしろく、それぞれにピンク・クリフガリバーの城、モルモン聖堂、ウォール街、タワー・ブリッジなど興味深い名前がつけられている。色はピンク、赤、オレンジ色などを基調に白、金、クリーム色が混ざり、青、紫色などの縞(しま)文様も入り、日没時はとくにみごとである。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ブライスキャニオン国立公園
ブライスキャニオンこくりつこうえん
Bryce Canyon National Park

アメリカ合衆国,ユタ州南部の国立公園。 1923年設定。面積 146km2。石灰岩,砂岩の色彩に富む浸食地形から成る。風,水,霜によって浸食された白あるいはオレンジ色の岩柱が立並ぶ。浅海または湖の堆積物隆起により形成された。

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