ブラッコ(その他表記)Bracco, Roberto

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブラッコ」の意味・わかりやすい解説

ブラッコ
Bracco, Roberto

[生]1862. ナポリ
[没]1943. ソレント
イタリアの劇作家。イプセン,小デュマの影響を強く受け,フロイトの心理学に学びつつ,サロン風喜劇,心理劇などを,ときに写実的に,ときに感傷をこめて書いた。機知に富む喜劇『不義』L'infedele (1894) ,心理をこまやかに写し出して潜在意識にまで触れた『ドン・ピエトロ・カルーゾ』 Don Pietro Caruso (95) ,写実的手法が顕著な『闇に迷う者たち』 Sperduti nel buio (1901) ,女性心理を巧みに描いた『雪の夜』 Notte di neve (05) ,『小さな聖者』 Il piccolo santo (12) などが代表作。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブラッコ」の意味・わかりやすい解説

ブラッコ
ぶらっこ
Roberto Bracco
(1862―1943)

イタリアの劇作家。ナポリに生まれる。デュマ・フィス、イプセンなどの社会劇の影響を受けた作品が多数あり、『ドン・ピエートロ・カルーソ』(1895)がその代表作。のちにいち早くフロイトを取り入れ、とくに女性心理を扱った『雪の夜』(1905)、無意識の分野を掘り下げた『小さな聖者』(1910)などで大衆的人気を獲得。各国語による翻訳も多い。

[望月紀子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む