改訂新版 世界大百科事典 「ブラントーム」の意味・わかりやすい解説
ブラントーム
Pierre de Bourdeille, abbé de Brantôme
生没年:1540?-1614
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
フランスの回想録作者。南西部ペリゴールの名家に生まれる。生来の好奇心と放浪癖から諸外国を転々とし、フランスでは旧教側にたち宗教戦争に参加した。宮廷に出入りし、僧禄(そうろく)も得ていたが、1584年ごろ落馬事故で体が不自由となり、以後著作に専念した。『フランス名将偉人伝』『好色女傑伝』などを含む『回想録』(没後刊、1665~66)は豊富な見聞の集成である。深い思索や史料的正確さにはやや欠けるが、叙述は甚だ機知と生彩に富んでいる。
[大久保康明]
『鈴木豊訳『好色女傑伝』上下(講談社文庫)』
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...