ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルサ」の意味・わかりやすい解説
ブルサ
Bursa
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
トルコの小アジア半島北西部の都市。マルマラ海沿岸から南東25キロメートルに位置する。ブルサ県の県都。人口119万4687(2000)、トルコ第四の都市である。ウル・ダァ山(2543メートル)の北麓(ほくろく)にあって緑樹が美しく、「緑のブルサ」とよばれる。オスマン帝国の古都として歴史に富み史跡も多く、温泉も湧出(ゆうしゅつ)し、ウル・ダァ山にはスキー場もあるなど観光・保養地として有名である。伝統的な絹織物、刺しゅうの産があるほか、精糖・自動車工業も立地する。バス交通の要衝で空港も所在する。町の起源は紀元前200年ごろのプルサPrusaにまでさかのぼる。オスマン帝国2代目君主オルハンの治世の紀元後1326年に首都に選ばれ、1369年にエディルネにその地位を譲るまで、数十年にわたって政治の中心地であった。この地に葬られる君主も多く、初代君主のオスマン廟(びょう)や2代君主のオルハン廟、タイルの美しさから「緑の廟」とよばれるメフメト1世の廟などがあり、またイェシル・ジャミ(緑のモスク)やウル・ジャミ(大モスク)などの華麗な建造物もみられる。考古博物館、イスラム博物館、大学も所在する。
[末尾至行]
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...