ベジエ(読み)べじえ(英語表記)Béziers

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベジエ」の意味・わかりやすい解説

ベジエ
べじえ
Béziers

フランス南部、エロー県の都市。モンペリエの南西72キロメートル、オルブ川とミディ運河の交差点にあり、交通要地として発達した。人口6万9153(1999)。ワイン、ブランデーの集散地産地で、ワイン博物館もある。ガリア人の町として建設されたのに始まり、ローマ都市として栄えた。4世紀から1802年までは司教座が置かれ、サン・ナゼール教会は司教座聖堂であった。

[青木伸好]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベジエ」の意味・わかりやすい解説

ベジエ
Béziers

フランス南部,エロー県,モンペリエ南西約 70kmにある古都,商都。地中海から 14km,オルブ川を見おろす右岸の丘陵上に位置する。古代はローマの植民都市。 1209年シモン・ド・モンフォールの軍による破壊をはじめ,戦いによってたびたび破壊された。ラングドック産ワインの主要交易地。醸造,人工肥料,化学製品などの工業も行われる。 13~14世紀の大聖堂がある。人口7万 2362 (1990) 。

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