ペプチダーゼ

デジタル大辞泉 「ペプチダーゼ」の意味・読み・例文・類語

ペプチダーゼ(peptidase)

ペプチド結合加水分解する酵素。特に、ペプチド鎖を末端から作用して切るエキソペプチダーゼをいう。

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化学辞典 第2版 「ペプチダーゼ」の解説

ペプチダーゼ
ペプチダーゼ
peptidase

加水分解酵素の一種.ペプチド結合加水分解する酵素の総称で,次のように分類される.
(1)ポリペプチド鎖アミノ末端より順次ペプチド結合を加水分解するもの(ロイシンアミノペプチダーゼ).
(2)カルボキシル末端から順次加水分解するもの(カルボキシペプチダーゼ).
(3)ジペプチドに作用するジペプチダーゼ
(4)ポリペプチド鎖中間より加水分解するトリプシンキモトリプシンなど.
(1),(2),(3)はエキソペプチダーゼ,(4)はエンドペプチダーゼであるが,エキソペプチダーゼのみをペプチダーゼと称することもある.[CAS 9031-96-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペプチダーゼ」の意味・わかりやすい解説

ペプチダーゼ
peptidase

ペプチド結合の加水分解を行う酵素。高分子である蛋白質を分解するプロテアーゼ (→蛋白質分解酵素 ) に対して,ペプチドを分解するものをペプチダーゼとして一応区別できるが,本質的差異はない。蛋白質のアミノ酸をアミノ末端あるいはカルボキシ末端側から順次に切り離す酵素は,それぞれアミノペプチダーゼあるいはカルボキシペプチダーゼと呼ばれる。

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栄養・生化学辞典 「ペプチダーゼ」の解説

ペプチダーゼ

 ペプチド結合を加水分解する反応を触媒する酵素の総称.ペプチド鎖の内部のペプチド結合を切断するエンドペプチダーゼと,N末端もしくはC末端からアミノ酸を一つ,もしくは二つずつ遊離させるエキソペプチダーゼがある.

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