デジタル大辞泉 「ボマ」の意味・読み・例文・類語 ボマ(Boma) コンゴ民主共和国西端の都市。コンゴ川河口から約100キロメートルに位置し、河港をもつ。16世紀に建設され、奴隷貿易の拠点として栄えた。内陸部への鉄道の起点であり、木材、バナナ、コーヒー、カカオなどを輸出する。ボーマ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボマ」の意味・わかりやすい解説 ボマBoma コンゴ民主共和国南西部の河港都市。キンシャサ南西約 300km,コンゴ川北岸,河口から約 96km上流に位置。コンゴ民主共和国にヨーロッパ人が建設した最も古い町の一つで,奴隷市場として発達。ロンビ Lombi,エンボーマ Embommaと呼ばれた。1886年にベルギーのレオポルド2世私有のコンゴ自由国の首都となり,1926年までベルギー領コンゴの首都。上流のマタディに次ぐ重要輸出港で,木材,バナナ,パーム油などを輸出。船舶,車両の修理工場がある。人口 17万1552 (2004推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボマ」の意味・わかりやすい解説 ボマぼまBoma アフリカ中部、コンゴ民主共和国(旧ザイール)西端の河港都市。コンゴ(ザイール)川の河口から96キロメートル上流の北岸に位置する。人口13万5284(1994)。北の森林地帯のツェラと鉄道で結ばれ、木材、バナナ、やし油などを輸出する。食品加工、搾油、化学工業が立地する。16世紀に奴隷の取引地として建設され、重要な港として栄えた。探検家スタンリーの最初のアフリカ横断は、ボマのヨーロッパ人の援助で成し遂げられたものである。1886年から1908年までコンゴ独立国の、その後26年までベルギー領コンゴの首都であった。[赤阪 賢] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例