ポートオブスペイン(その他表記)Port of Spain

デジタル大辞泉 「ポートオブスペイン」の意味・読み・例文・類語

ポート‐オブ‐スペイン(Port-of-Spain)

西インド諸島南東部、小アンティル諸島南端にあるトリニダードトバゴ共和国首都トリニダード島北西岸にある港湾都市ラム酒製造が盛ん。人口、行政区4万(1996)。

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精選版 日本国語大辞典 「ポートオブスペイン」の意味・読み・例文・類語

ポート‐オブ‐スペイン

  1. ( Port-of-Spain ) 西インド諸島南東部、トリニダード‐トバゴ共和国の首都。トリニダード島北西岸の貿易港。

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改訂新版 世界大百科事典 「ポートオブスペイン」の意味・わかりやすい解説

ポート・オブ・スペイン
Port of Spain

カリブ海の東部,トリニダード・トバゴ共和国の首都。トリニダード島の北西部に位置する。人口5万(2000)。パリア湾に面し,アンティル諸島で最も美しい港の一つといわれているが,近年市街整備が悪化している。西インド諸島中最大の産油国中心として,今後の大きな発展が予想される。ドラム缶をたたいて演奏するスチール・バンドやカリプソでも知られ,またジャマイカ本校をもつ西インド大学の分校(農工学部)がある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポートオブスペイン」の意味・わかりやすい解説

ポートオブスペイン
Port-of-Spain

西インド諸島東部,トリニダード・トバゴの首都。トリニダード島北西岸,パリア湾に臨む港湾都市。おもに同国の商業中心地であるが,近郊にはラム酒,ビール,油脂,たばこ,プラスチック,建設資材,製材織物果実缶詰などの工業が立地する。また同国の主要港で,石油砂糖,果実,アスファルト,ココア,コーヒーなどを積み出すとともに,国際航路の要地となっている。市街は公園や広場を各所に配して美しく設計され,歴史的,建築的に興味深い建物も多い。背後の丘陵には郊外住宅地が広がる。南東約 25kmに国際空港がある。人口 4万9800(2006)。

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百科事典マイペディア 「ポートオブスペイン」の意味・わかりやすい解説

ポート・オブ・スペイン

トリニダード・トバゴの首都で,トリニダード島北西岸の港湾都市。西インド諸島最大の産油国の中心として,活気はあるが,木造家屋と高層ビルの入り混じった町並み。1818年設立の植物園が有名。近年,観光開発に重点が置かれ,1989年クルーズ船用施設が開設された。1783年フランス系の入植が開始されて以来トリニダード島の主都。3万7074人(2011)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポートオブスペイン」の意味・わかりやすい解説

ポート・オブ・スペイン
ぽーとおぶすぺいん
Port of Spain

カリブ海の小アンティル諸島南部にあるトリニダード・トバゴの首都。トリニダード島北西部に位置し、パリア湾に面す。人口4万5300(2003推計)。同国最大の都市で、政治、経済、文化の中心地。ラム酒の製造、プラスチック、建設用資材、電気部品などの工業がある。近代的港湾施設を有し、石油、砂糖、果物、アスファルト、コーヒーを輸出する。南東26キロメートルのピアルコ国際空港は南アメリカへの国際航空路の重要中継地である。

[菅野峰明]

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