デジタル大辞泉 「マオケ山脈」の意味・読み・例文・類語 マオケ‐さんみゃく【マオケ山脈】 《Pegunungan Maoke》インドネシア東端、イリアンジャヤ(ニューギニア島西部)にある山脈。同地方の中央を東西に貫く脊梁せきりょう山脈であり、同島最高峰のジャヤ山(標高5030メートル)があるスディルマン山脈や、トリコラ山(標高4750メートル)、マンダラ山(標高4700メートル)などの高峰が連なるジャヤビジャヤ山脈を含む。オランダ領時代の旧称スネウ山脈。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「マオケ山脈」の意味・わかりやすい解説 マオケ[山脈]Pegunungan Maoke インドネシア,ニューギニア島西部中央を東西に貫く脊梁山脈。オランダ領時代はスネーウ(雪山)山脈と呼ばれた。西部のスディルマン山脈(最高峰はジャヤ山で5039m),東部のジャヤウィジャヤ山脈(最高峰はトリコラ山で4750m,次いでマンダラ山が4702m)の2山系に分かれる。第三紀の若い褶曲山脈で,赤道近い位置にもかかわらず標高4500m以上は万年雪をいただく。ほとんど未開発で,山地にはパプア系の諸部族が居住する。執筆者:別技 篤彦 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「マオケ山脈」の意味・わかりやすい解説 マオケ山脈まおけさんみゃくPegunungan Maoke インドネシア、西イリアン(ニューギニア島西部)の中央を東西に長く延びる脊梁(せきりょう)山脈。オランダ領時代にはスネウ(雪山)山脈とよばれた。4000~5000メートル級の高峰が多く、4500メートル以上は万年雪を頂く。最高峰は中央部のジャヤ山(5030メートル)。地質は古い片麻(へんま)岩、結晶片岩を基盤とし、その上を第三紀層が覆っている。地形的には傾動地塊山地と考えられる。南麓(なんろく)は急傾斜の断層崖(がい)が多く、北麓は高原状の地形をなす。[上野福男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例