ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マミジロクイナ」の意味・わかりやすい解説 マミジロクイナPorzana cinerea; white-browed crake ツル目クイナ科。全長約 20cm。頭上と後頸は灰褐色,背以下の背面はオリーブ褐色,顔から胸は灰青色で,喉と腹は白い。眼の上下に白い筋模様がある。嘴は黄色で,基部が赤く,脚は黄色。インドシナ半島南部,フィリピンからオーストラリア北部,ニューカレドニア島,フィジー諸島,サモア諸島まで分布する。日本では硫黄列島に生息していたが,1911年に標本が採集されて以後記録がなく,絶滅したと考えられている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「マミジロクイナ」の意味・わかりやすい解説 マミジロクイナまみじろくいな / 眉白秧鶏ashy crake[学] Poliolimnas cinereus 鳥綱ツル目クイナ科の鳥。全長約22センチメートル。比較的小形のクイナで、背面は灰褐色、眉(まゆ)に顕著な白斑(はくはん)がある。マレー半島からオーストラリアにかけて分布する。日本ではかつて火山列島に生息していたが、長い間見た人がなく、絶滅したと信じられている。[森岡弘之][参照項目] | クイナ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by