ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニューカレドニア島」の意味・わかりやすい解説 ニューカレドニア島ニューカレドニアとうNew Caledonia 南太平洋南西部,フランス海外領ニューカレドニアの主島。フランス語ではヌーベルカレドニー Nouvelle-Calédonie島。長さ 400km,幅 40km,周囲をサンゴ礁で囲まれ,中央の山脈 (最高峰パニエ山,1628m) の東側は年降水量が 3000mmと多く,森林があるが,西側は年降水量 1000mmと少なく,サバナとなっている。亜熱帯気候で,年平均気温 24.5℃。コーヒー栽培と牧牛がおもな土地利用。ニッケル,クロム,コバルト,鉄,マンガンなどの鉱物の埋蔵に恵まれるが,採掘が続いているのはニッケルのみである。観光も重要。島を囲むサンゴ礁は,オーストラリアのグレートバリアリーフに次ぐ規模を誇り,2008年世界遺産の自然遺産に登録された。面積 1万6372km2。人口 20万5939 (2004) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報