出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…複雑な敷地に巧みにシンメトリカルな秩序を導入する都市住宅(オテル)の手法,壮大な幾何学的庭園と一体になった城館,ドームを主題とする求心的構成の教会堂などは,彼の創意に負うところが大きい。またフランス特有の二つの勾配をもつ腰折れ屋根は,必ずしも彼の創案ではないが,これを駆使して新しい手法を編み出した彼の名をとり,マンサード屋根mansard roof(屋根)と呼ばれる。【福田 晴虔】。…
…西洋建築のうちで,屋根が印象に残るのがフランスやドイツ以北の建物であり,スレート葺きや草葺きの屋根であるのは,それらの建物が物理的にも大きな屋根面積をもつからだといえよう。西洋における屋根の形態は切妻と寄棟が基本で,そのほかに屋根が腰折れになったマンサード屋根も多く用いられる。これは屋根裏を広く利用できるところから多用された。…
※「マンサード屋根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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