日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミンコフ」の意味・わかりやすい解説 ミンコフみんこふСветослав Минков/Svetoslav Minkov(1902―1966) ブルガリアの作家。軍人の家に生まれ、軍事学校に入るが、のちソフィア大学言語学科に学び、ドイツに留学した。世界各国を回り、日本にも1943年から1年間ブルガリア代表部の一員として滞在した。帰国後は新聞、雑誌の編集長を務めた。最初の短編集は『青い菊』(1922)。風変わりな人物のなかに風刺とユーモアを潜ませ読者をひきつけていく作品が多い。映画のシナリオや児童向きの作品も書き、またロシア語でも短編、評論を発表する一方、アンデルセン、『千夜一夜物語』ほか翻訳も多い。[真木三三子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例