メガステネース(その他表記)Megasthenes

山川 世界史小辞典 改訂新版 「メガステネース」の解説

メガステネース
Megasthenes

生没年不詳

前304年頃,インドマウリヤ朝チャンドラグプタの都パータリプトラ(現パトナ)に派遣された,シリアセレウコス朝セレウコス1世使節ギリシア人。数年滞在し帰国してから,その見聞記『インド誌』を著し,インドの政治軍事地理社会風俗について記した。この書は散逸したが,古代ギリシア,ローマのインドに関する知識源泉であったため,多くの書に引用されて残っている。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メガステネース」の意味・わかりやすい解説

メガステネース
Megasthenēs

イオニア出身のギリシア人。前4世紀の終りから前3世紀の初めにかけて,シリア王セレウコス1世がインド,マウリヤ朝チャンドラグプタもとに送った使節。帰国後書いた『インド滞在記』 Ta Indikaの原本は残っていないが,ストラボンらが引用した断片が残り,インド古代史に関する貴重な史実を伝えている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む