クック海峡(読み)くっくかいきょう(英語表記)Cook Strait

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クック海峡」の意味・わかりやすい解説

クック海峡
くっくかいきょう
Cook Strait

ニュージーランド北島南島を分ける海峡名称は、1770年のJ・クック航行に起因するが、マオリ語ではラウカワRaukawaとよばれた。最狭部は幅約23キロメートルで、中央部にはテラフィティ・リップTerawhiti Ripとよばれる速い潮の流れがある。南島側にはリアス海岸が発達し、夏は避暑地としてにぎわう。北東ウェリントンと南島のピクトンとの間に定期航路がある。

[浅黄谷剛寛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クック海峡」の意味・わかりやすい解説

クック海峡
クックかいきょう
Cook Strait

ニュージーランド,ノース島とサウス島との間にある海峡。幅 23~45km。 1770年 J.クックが通過して海峡の存在確認。ノース島側では山地が海に迫り,サウス島側には多くの島 (マルボロ諸島) がある。首都ウェリントンはこの海峡にのぞむ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報