ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メナール」の意味・わかりやすい解説
メナール
Ménard, Louis Nicolas
[没]1901.2.9. パリ
フランスのギリシア学者,詩人,作家。社会主義者プルードンとの交わりのなかから生れた『革命についての序言』 Prologue d'une révolution (1849) のために4年の刑を宣告され,ベルギー,イギリスへ亡命。帰国 (52) 後は絵を描く一方,古典を研究,『神秘的異教徒の夢想』 Rêveries d'un païen mystique (76) などのギリシアの宗教,哲学に関する著作によって高踏派に強い影響を与えた。そのほか歴史,言語論,絵画論など幅広い活動をした。死後『遺稿集』 Tombeau de Louis Ménard (1902) が出版された。
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