モントルイユ(その他表記)Montreuil(Montreau), Pierre de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モントルイユ」の意味・わかりやすい解説

モントルイユ
Montreuil(Montreau), Pierre de

[生]1200頃
[没]1266頃.パリ
フランス・ゴシック建築家。 1260年代,ジャン・ド・シェルの跡を引継いで,パリのノートル・ダム大聖堂南翼廊の建築従事。洗練されたレイヨナン様式の代表的建築家の一人。サン・ドニ修道院聖堂やパリのサント・シャペルを建築したともされるが,疑問の点が多い。ほかサン・ジェルマン・デ・プレ修道院聖堂などを建てたとされる。

モントルイユ
Montreuil

フランス北部,セーヌサンドニ県の都市。パリと地下鉄で結ばれ,パリの住宅衛星都市であるが,化学・陶器・食品・皮革工業も盛ん。工業地帯はパリ街道に沿って発展し,かつてはモモナシ産地として知られていたが,農村的性格は次第に失われつつある。サンピエール・エ・サンポール教会,現代史博物館がある。人口9万 5038 (1990) 。

モントルイユ
Montreuil(Montreau), Eudes de

[生]1220
[没]1289
フランスの建築家,彫刻家モントローともいう。 P.モントルイユの弟といわれる。パリのゴシック様式聖堂を建築。ルイ9世フィリップ3世仕え,第6回十字軍に参加し,地中海沿岸地方にゴシック様式を広めた。

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