モーア(その他表記)mower

翻訳|mower

精選版 日本国語大辞典 「モーア」の意味・読み・例文・類語

モーア

  1. [ 一 ] ( Henry More ヘンリー━ ) イギリスプラトン主義の哲学者。プラトンプロティノスの研究とともに神秘的体験の記録を研究し、また近代科学の研究にも従事した。生得観念の説は有名。(一六一四‐八七
  2. [ 二 ] ( Sir Thomas More サー=トマス━ ) イギリスの政治家、思想家。人文主義者。新しい世界観に立つイギリス社会の風刺小説「ユートピア」を一五一六年に発表。大法官に任ぜられたが、ヘンリー八世の離婚に反対して国王不興を招き、反逆罪で処刑された。(一四七八‐一五三五

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改訂新版 世界大百科事典 「モーア」の意味・わかりやすい解説

モーア
mower

牧草の刈取りをおもな目的とする草刈機であるが,雑草などの刈取りにも使われる。刈刃が往復運動するレシプロモーアと回転運動するロータリーモーアに大別される。レシプロモーアは1800年代後期に欧米で畜力用を中心に発達した。畜力用モーアでは,2個の大型車輪の回転力を歯車で伝達し,クランク機構によってバリカン式の刈刃を往復運動させる。現在では,トラクターの後部右側に切断装置を装着する形式のものが多く用いられ,刈刃はトラクターの動力取出軸から伝達された動力により駆動される。トラクター用モーアは,刈取作業中にカッターバーが石などの障害物に当たったとき後方へ逃げるような安全装置を備えている。モーアの大きさは刈取幅で表し,1.2~2.1mの範囲のものが使われている。トラクター用モーアの作業速度は時速7km内外で,能率は刈幅1.8mのもので1時間当り70~80aである。ロータリーモーアは,縦軸式回転刃により刈草を切断するもので,歩行トラクター用と乗用トラクター用,および刈払機と呼ばれる肩掛式がある。
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百科事典マイペディア 「モーア」の意味・わかりやすい解説

モーア

牧草を刈り取る機械。分草板で分けられた牧草を,往復運動する刈刃で刈り倒していくレシプロモーアと高速に回転する刈刃を並列に取りつけたロータリーモーアがある。前者はナイフバーに並べて取りつけてある三角形のナイフセクションと,カッターバーについている受刃とで牧草を刈り倒して進む。後者は受刃のない自由切断であるため草づまりがなく,繁茂した牧草や倒伏した牧草の刈取りができ,作業能率も高い。
→関連項目農業機械農具

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367日誕生日大事典 「モーア」の解説

モーア

生年月日:1806年11月4日
ドイツの化学者,薬学者
1879年没

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「モーア」の意味・わかりやすい解説

モーア
もーあ

草刈機

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20世紀西洋人名事典 「モーア」の解説

モーア


ムーアを見よ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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