やすり(鑢)(読み)やすり

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百科事典マイペディアの解説

棒状の工具または硬鋼の表面に直線状,円弧状,点状などの目すなわち切刃を刻み,焼入れした仕上げ用手工具。工作物の表面を平滑に仕上げるのに使われる。目の切り方によって単目・複目・鬼目(石目),波目,目のあらさによって荒目・中目・細目・油目など,断面の形により平,角,丸,半丸,三角などの種類がある。
→関連項目引っかき硬さ

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世界大百科事典 第2版の解説

鋼の面に,たがね,ポンチまたはフライス削りによって作った多数の突起を切れ刃としてもつ切削工具。工作物を手仕上げするのに用いられる。JISでは,鉄工やすり,小さい部分の加工用の断面形状の異なるものを5本,8本,10本,12本と組み合わせて一組とした組やすり,手引きのこぎり目立用刃やすり,製材のこやすりを規定している。特殊なものとして回転手持ち工具につけて用いる回転やすりがある。やすりの大きさは呼び寸法(mm)で表し,鉄工やすりは100から50とびに400まである。

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