やな(読み)ヤナ

デジタル大辞泉 「やな」の意味・読み・例文・類語

やな[終助]

[終助]間投助詞「や」+終助詞「な」から》名詞形容動詞語幹、動詞・形容詞終止形に付く。感動詠嘆の意を表す。…だなあ。…であるよ。…ことよ。
をさなの御物言ひ―」〈宿木
「むざん―かぶとの下のきりぎりす/芭蕉」〈奥の細道

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精選版 日本国語大辞典 「やな」の意味・読み・例文・類語

や‐な

  1. ( 間投助詞「や」と「な」の重なったもの ) 体言および形容詞・形容動詞の語幹を受け、詠嘆を表わす。
    1. [初出の実例]「よからずの右近がさまやな」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟)
    2. 「むざんやな甲の下のきりぎりす」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)太田神社)

やな

  1. 〘 名詞 〙 ( 「やなぎだる(柳樽)」の略か ) 樽(たる)。〔俚言集覧(1797頃)〕

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百科事典マイペディア 「やな」の意味・わかりやすい解説

ヤナ[川]【ヤナ】

ロシア,東部シベリアの川。サハ共和国中部の山地に発し,北流して北極海ラプテフ海に注ぐ。全長879km。蛇行(だこう)が著しく,中州早瀬が多い。

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