やな(読み)ヤナ

デジタル大辞泉の解説

やな[終助]

[終助]《間投助詞「や」+終助詞「な」から》名詞、形容動詞の語幹、動詞・形容詞の終止形に付く。感動・詠嘆の意を表す。…だなあ。…であるよ。…ことよ。
「幼(をさな)の御物言ひ―」〈・宿木〉
「むざん―かぶとの下のきりぎりす/芭蕉」〈奥の細道

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

やな

( 連語 )
〔間投助詞「や」に間投助詞「な」の付いたもの〕
体言および活用語の終止形に付いて、詠嘆の意を表す。 「よからずの右近がさま-/源氏 浮舟」 「よよと泣きければ、うたてし-/宇治拾遺 1」 〔現代語でも、時に文語的表現として、「悲し-」などと用いることがある〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

やな

〘名〙 (「やなぎだる(柳樽)」の略か) 樽(たる)。〔俚言集覧(1797頃)〕

や‐な

(間投助詞「や」と「な」の重なったもの) 体言および形容詞・形容動詞の語幹を受け、詠嘆を表わす。
※源氏(1001‐14頃)浮舟「よからずの右近がさまやな」
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)太田神社「むざんやな甲の下のきりぎりす」

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