ラパヌイ国立公園(読み)ラパヌイコクリツコウエン

デジタル大辞泉 「ラパヌイ国立公園」の意味・読み・例文・類語

ラパヌイ‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【ラパヌイ国立公園】

Parque nacional Rapa Nui南太平洋東部チリ領のイースター島にある国立公園。7世紀から17世紀にかけて造られた、約900体もの巨人石像モアイが残っている。1935年に島の周縁部が国立公園に指定。1995年に世界遺産文化遺産)に登録された。

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世界遺産詳解 「ラパヌイ国立公園」の解説

ラパヌイこくりつこうえん【ラパ-ヌイ国立公園】

1995年に登録されたチリの世界遺産(文化遺産)。イースター島にある国立公園で、同国本土から太平洋へ西に約3700kmの沖合にある。ラパ・ヌイとは先住民の言葉で「輝ける偉大な島」という意味。巨大な石像であるモアイ像は有名。先住民は4~5世紀にポリネシアから移ってきたと考えられているが、イースター島は絶海孤島であるため、1000年以上も独自の生活を営み、個性的な文化を育んだ。巨石像モアイのほか、祭壇アフ)、鳥人信仰に基づく線刻、墓、住居跡、洞窟壁画や岩絵などが残っている。モアイ像は長耳族が祖霊を祀るために作ったものであるが、16世紀頃に部族間抗争が激化したとき、敵部族がモアイを倒し、多くが壊された。2010年現在、確認されているのは867体である。こうした孤立によって生み出された独創的な文化が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はRapa Nui National Park

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラパヌイ国立公園」の意味・わかりやすい解説

ラパヌイ国立公園
ラパヌイこくりつこうえん
Rapa Nui National Park

チリ西方 3600kmの南太平洋に浮かぶイースター島 (現地名ラパ・ヌイ) に設けられた国立公園。面積 68km2。 1935年指定。4世紀頃に移住してきたポリネシア人が独自の力強い建造物や彫像を生み出し,10~16世紀にかけて,有名な巨大石像モアイを立てた。モアイは高さ 3mから大きなものでは 12mもあり,50tをこすとみられるものもある (→イースター島遺跡群 ) 。 1995年世界遺産の文化遺産に登録。

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百科事典マイペディア 「ラパヌイ国立公園」の意味・わかりやすい解説

ラパヌイ国立公園【ラパヌイこくりつこうえん】

イースター[島]

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