ラ・ボエシー(英語表記)La Boétie, Étienne de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラ・ボエシー」の意味・わかりやすい解説

ラ・ボエシー
La Boétie, Étienne de

[生]1530.11.1. サルラ
[没]1563.8.18. ガスコーニュ,ジェルミニアン
フランスの法律家,哲学者オルレアンなどで法律を修め,若くしてボルドー高等法院参議となり,1557年同僚となったモンテーニュと堅い友情を結ぶ。古典翻訳,詩などのほか,古代作家から発想を得て,圧制を否定し民衆無気力を責めた小論文『自発的屈従について』 Discours de la servitude volontaire (1574) が特に有名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android