デジタル大辞泉
「弁明」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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べん‐めい【弁明・辯明・辨明】
- 〘 名詞 〙
- ① ( ━する ) 説明して物事をはっきりさせること。事理を明らかにすること。
- [初出の実例]「辨明 ベンメイ」(出典:文明本節用集(室町中))
- 「類々を分て弁明して申し通じさせうぞ」(出典:土井本周易抄(1477)二)
- [その他の文献]〔史記‐封禅書〕
- ② ( 形動 ) 物事がはっきりしているさま。
- [初出の実例]「言語辨明にして能思慮す」(出典:輿地誌略(1826)五)
- ③ ( ━する ) 弁解すること。いいわけすること。
- [初出の実例]「証人陳説のとき、罪人より弁明をいるることあれば」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
- 「どういふ気でか真顔に辯明(ベンメイ)する」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「弁明」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の弁明の言及
【アプレイウス】より
…これに対してアプレイウスは法廷で雄弁に自己を弁護し,無罪となった。155年ころのことで,そのときの弁論が《アポロギア(弁明)》の題で残っているが,これはローマ帝政時代の法廷弁論のうち,現存する唯一の例として貴重なものである。その後の経歴はほとんどわからず,没年も不明であるが,カルタゴに住み,文学的な著作をするかたわらアフリカ各地を旅し,哲学者や修辞学者として活躍して市民の尊敬を受けたらしく,カルタゴと故郷のマダウロスの両市に彼の彫像が建てられたと伝えられる。…
※「弁明」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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