ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラーマ7世」の意味・わかりやすい解説
ラーマ7世
ラーマななせい
Rama VII
[没]1941
タイ,チャクリー朝第7代の王 (在位 1925~35) 。プラチャーティポック王とも呼ばれる。即位すると,兄ラーマ6世の乱費によって疲弊しきった国家財政の再建に尽力し,立憲王政の実現をはかろうとしたが,下級官吏,軍人などの革新勢力の要求に追いつけず,1932年革命が起こった。自分の予想をこえて進展する改革に不満な王は,1934年ヨーロッパに出発,旅行中に退位し,イギリスで余生を送った。
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