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軍事学 ぐんじがく military science

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

軍事学
ぐんじがく
military science

軍事に関する科学をいう。戦略,戦術は兵術 military artであって,科学ではないが,戦略理論,戦術理論は軍事学に含まれる。この場合兵学ともいう。従来は K.クラウゼウィッツの『戦争論』,A.マハンの『海上権力史論』などが軍事学に大きな影響を与えてきたが,第2次世界大戦後の軍事技術の進歩,特に核兵器体系の画期的な発達によって,新たな戦略論,戦争論が展開されている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

軍事学
ぐんじがく
military science

戦争、軍事力、軍隊、軍人を対象とする学問。軍事学を広義にとらえると軍事科学および軍事哲学の双方をさし、また狭義にとらえると軍事科学(社会科学的軍事学および自然科学軍事学)だけを対象とし、そのなかでもとくに社会科学的部門に着目する場合が多い。軍事学を社会科学的側面からとらえる場合、(1)軍事力の役割や管理について幅広くとらえる国防論、軍備管理・軍縮論、危機管理論、核戦略論、(2)軍事力の運用(戦略・戦術)を対象とする軍事戦略論や戦術学、(3)軍事力の醸成・維持・管理・育成を対象とする軍事行政学(軍政学)、(4)指揮官の統率を対象とする統率論またはリーダーシップ論をさし、なかには、(5)戦争の歴史を対象とする軍事史、(6)政府と軍隊の関係に着目する政軍関係論、(7)戦争に関する国際法に着目する戦争法(戦時国際法)を含めることもある。軍事学を自然科学的見地からとらえる場合、(1)軍事上重要となる地形・気象などを対象とする軍事地理学や軍事気象学、(2)兵器の性能・構造などを研究する兵器学(兵器工学)、(3)築城など軍事上の施設の構造・強度などに着目する軍事土木学、(4)PTSDなど軍事的見地から医学・衛生を対象とする軍事医学、(5)軍事上の効果を統計的にとらえる運用解析などの部門がある。一方、軍事学を軍事哲学の側面からとらえる場合、戦争の本質や道義上の意義について着目する戦争論や倫理学からとらえることが多い。[村井友秀]
『防衛大学校・防衛学研究会編『軍事学入門』(1999・かや書房) ▽石津朋之編『戦争の本質と軍事力の諸相』(2004・彩流社)』

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