ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラーマ6世」の意味・わかりやすい解説
ラーマ6世
ラーマろくせい
Rama VI
[没]1925.11.26. バンコク
タイ,チャクリー朝第6代の王 (在位 1910~25) 。ワチラウット王とも呼ぶ。イギリスで教育を受けた。第1次世界大戦で連合国側に加わって戦勝国となり,国内では欧米外国人顧問を招いて行政・司法制度を整備し,治外法権撤廃を達成した。文筆に秀で,15あまりのペンネームを用い,詩,散文,戯曲,評論など 160点以上の作品がある。代表作は,戯曲『戦士のこころ』 Huachai Nakrop (1914) ,『マッタナパーター』 Mathanaphatha (1923) ,韻文小説『プラ・ナラ』 Phra Nala (1914) など。
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