リトコール酸(読み)リトコールサン(その他表記)lithocholic acid

関連語 一つ 硫酸

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リトコール酸」の意味・わかりやすい解説

リトコール酸
りとこーるさん
lithocholic acid

胆汁酸の一種で、化学式はC24H40O3である。脂肪を大量に摂取すると消化のために多量の胆汁酸が分泌される。大部分の胆汁酸は肝臓に再吸収されるが、一部は大腸に達し、腸内細菌に存在する胆汁酸-7α-デヒドロキシラーゼによってリトコール酸などの二次胆汁酸に変換される。遊離のリトコール酸は毒性が強いので、タウリングリシンなどのアミノ酸結合(抱合)し、タウロコール酸グリココール酸(ともに胆汁酸塩類)として胆汁液中に現れる。界面活性剤のような働きにより、水に不溶性の食物や栄養の消化吸収を助ける。

[菊池韶彦・小泉惠子]


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化学辞典 第2版 「リトコール酸」の解説

リトコール酸
リトコールサン
lithocholic acid

3α-hydroxy-5β-cholan-24-oic acid.C24H40O3(376.57).ウシ,ヒト,ウサギの胆汁およびウシ,ブタ胆石のなかに存在する.コール酸デオキシコール酸の類縁化合物で,それらから合成され,多くは糞便中に排泄される.“litho”は石を意味する無色の板状晶.融点184~186 ℃.+33.7°(エタノール).熱エタノールに易溶,酢酸エチルに可溶,石油エーテル,リグロイン,水に不溶.経口投与すると胆石形成,肝硬変症を引き起こすほど毒性があるが,硫酸抱合されると尿中に排泄される.[CAS 434-13-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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