日本大百科全書(ニッポニカ) 「リノ」の意味・わかりやすい解説
リノ
りの
Reno
アメリカ合衆国、ネバダ州北西部の都市。シエラ・ネバダ山脈の東麓(とうろく)、標高1370メートルに位置する。人口18万0480(2000)。ラス・ベガスと肩を並べる観光都市で、ギャンブルと離婚の町として知られる。メーン・ストリートには世界最大級のカジノやホテル、劇場やレストランなどがひしめき、大歓楽街を形成しており、世界中から人が集まる。1868年セントラル・パシフィック鉄道の開通で町が建設され、79年より市制が施行された。付近にはタホー湖やピラミッド湖をはじめ、多くのスキー・リゾートがあり、釣り、狩猟、ハイキング、ピクニックを楽しむこともできる。ラス・ベガス同様交通網が発達し、商業都市としても重要であり、ネバダ大学リノ校(1864創立)の所在地でもある。
[作野和世]