デジタル大辞泉
「リペツク」の意味・読み・例文・類語
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リペツク
Lipetsk
ロシア連邦西部,同名州の州都。人口50万3000(2005)。モスクワの南東508km,ボロネジ川の河畔に位置する。18世紀初頭,ピョートル大帝によりこの地に砲弾製造用の銑鉄工場がおかれた。1897年と1934年に創業された二つの鉄工所が1960年代に一貫製鉄プラントになった。副産物としてコークスから窒素肥料が生産されている。ロシアで最古の湯治場(1805開設)がある。
執筆者:高田 和夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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リペツク
Lipetsk
ロシア西部,リペツク州の州都。モスクワの南南東約 370kmにあり,ドン川支流ボロネジ川にのぞむ。 1703年ピョートル1世によって建設され,鉄冶金の中心地として発展。製鉄所 (1897,1934) は 1960年代に銑鋼一貫作業を行う大規模な工場に拡充された。クルスク異常磁域 (クルスク州を中心とした磁気異常地域) の鉄鉱とドネツ炭田の石炭を利用し,地域の工業の中心的存在となっている。ほかに機械 (トラクタ,ラジエータ) ,化学 (薬品) ,食品,セメントなどの工業が行われる。教育大学がある。ボロネジの北にあたり,鉄道,ハイウェーで連絡。人口 50万8124(2010)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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リペツク
りぺつく
Липецк/Lipetsk
ロシア連邦西部の工業都市。リペツク州の州都。ドン川支流ボロネジ川沿岸に位置する。人口52万1600(1999)。1703年ピョートル1世によってつくられた鉄工場が市の起源で、ロシア革命(1917)後、鉄冶金(やきん)工業が発達し、第二次世界大戦後に大拡張が施された。ほかに鋼管、トラクター、工作機械、始動用エンジン、ラジエーター、セメント製造などの工業がある。教育大学、郷土博物館、鉱泉・泥浴療養所などの施設をもつ。
[中村泰三]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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リペツク
ロシア西部,ボロネジ川河岸の都市で,同名州の州都。冶金,トラクター,ラジエターなどの工場がある。鉄分を含んだ鉱泉があり,ロシア最古の湯治場(1805年開設)がある。13世紀創設。18世紀初頭より製鉄工場がおかれ,1960年代には二つの鉄工所を合併した一貫製鉄プラントが完成。50万2275人(2009)。
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