ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リヨン公会議」の意味・わかりやすい解説
リヨン公会議
リヨンこうかいぎ
Councils of Lyons
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フランスのリヨンで開かれた宗教会議。第1回のリヨン公会議(第13回公会議)は、教皇インノケンティウス4世時代の1245年に開かれ、聖地エルサレムのイスラム教徒からの回復、および教皇とドイツ皇帝フリードリヒ2世との確執に関する議題を取り扱った。そこにおいて、皇帝の有罪、破門、廃位が決定された。第2回目(第14回公会議)は、1274年、グレゴリウス10世のときに行われ、教皇選挙法改正、ラテン教会とギリシア正教会との合同の試み、および両教会による聖地回復が討議され、いちおうの議決を得た。しかし教会合同は単なる名目に終わり、短期間のうちにギリシア教会は再離散した。この会議は、教義上の問題の解決がいかに困難であったかを示す中世後期の一事例である。
[藤川 徹]
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