デジタル大辞泉
「レッチェ」の意味・読み・例文・類語
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レッチェ
Lecce
イタリア南部,プーリア州レッチェ県の県都。長靴状半島のかかと部分にあたる。ギリシア人の植民都市として建設されたが,ローマによって占領された。現在の都市は 11世紀にノルマン人が到来してから半独立状態で発達したもので,1463年にナポリ王国の支配に屈し,16~17世紀に特に繁栄した。農業地域の集散地としてオリーブ油,ワイン,たばこなどの農産物加工,ガラス,繊維工業が行われる。「バロックのフィレンツェ」と呼ばれ,16~17世紀に建設された聖クローチェ聖堂をはじめ,バロック様式の建築物が多いほか,70mの塔をもつ聖堂やローマ時代の遺跡などもある。人口 10万 233 (1991推計) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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レッチェ
れっちぇ
Lecce
イタリア南部、プーリア州レッチェ県の県都。人口8万3237(2001国勢調査速報値)。アドリア海から12キロメートル内陸寄りにあり、サレンティーナ半島の中心都市。ぶどう酒、たばこ、オリーブ油の生産が盛んである。とくにこの地域のぶどう酒はアルコール度が高く、「混合用」として知られる。大聖堂(17世紀に再建)、サンタ・クローチェ教会(16~17世紀)、プレフェットゥーラ宮殿(17世紀)など、旧市街にはバロック建築が圧倒的に多い。
[堺 憲一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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