古代イスラエルのヤハウェ宗教のにない手。その歴史ははっきりしないところがあるが,モーセ指導下のヤハウェの契約団体の樹立以後,ヤハウェ主義の普及に携わる集団を形成し,王国時代には,地方の聖所の儀礼と宗教法の伝統を基盤として,民衆の日常生活を指導して倫理の合理化につとめ,預言者の発言の素地を作り,また申命記法を準備したと考えられる。《申命記》ではレビ人がヤハウェ宗教の正統的宗教指導者として重んぜられているが,ヨシヤ王の改革が地方の聖所の祭儀をエルサレムに集中したために,彼らは祭司に従属する職に組み込まれた。レビ人はユダヤ教団でも祭司階級の下に置かれ,教化活動などに携わった。ヤハウェ宗教の民衆史における主役は,終始レビ人であった。
執筆者:並木 浩一
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…それは,即興性を排除した厳格なメリスマ風の合唱で,楽器の伴奏と相まって,ヘテロフォニックな色彩をもっていた。歌唱様式には,斉唱,交唱,応答唱,連禱があり,世襲の祭祀音楽家集団〈レビ人〉により演奏されたが,それに対し,神殿に参集した会衆が間投詞(アーメン,ハレルヤ,ホシャナなど)や反復句を唱えることもしばしばあった。また,そこではすでに各種の旋法も確立していた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...