デジタル大辞泉
「ワイセンベルク効果」の意味・読み・例文・類語
ワイセンベルク‐こうか〔‐カウクワ〕【ワイセンベルク効果】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ワイセンベルク効果
ワイセンベルクこうか
Weissenberg effect
非常に大きな変形が可能な粘弾性液体を,一定速度で回転する円筒の中へ入れ,その中心に回転しない内円筒を入れる。純粘性液体では遠心力により外円筒の付近が盛り上がる。しかし,高分子溶液のような粘弾性液体では,剪断応力のほかに,流線に沿う方向に張力を生じ,遠心力に抗し内側に,かつ重力に抗し上側に液体は移動し内円筒のまわりに盛り上がる。この現象をワイセンベルク効果という。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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ワイセンベルク効果
ワイセンベルクコウカ
Weissenberg effect
円筒形の容器に粘弾性液体を入れ,その中心にさらに円筒形の棒を挿入して,それらを共通軸のまわりに相対的に回転させると,液体の自由表面は中央が盛り上がり,中心円筒に液体が巻きついたようになる.この現象をワイセンベルク効果という.これは,ずり流動に伴う法線応力効果により,液体内部の圧力分布が半径方向に一様でなく,中心のほうが圧力が大きくなるためであり,法線応力効果の典型的な例である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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法則の辞典
「ワイセンベルク効果」の解説
ワイセンベルク効果【Weissenberg effect】
出典 朝倉書店法則の辞典について 情報
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