ワットアルン(その他表記)Wat Arun

デジタル大辞泉 「ワットアルン」の意味・読み・例文・類語

ワット‐アルン(Wat Arun)

タイの首都バンコクの中心部にある仏教寺院チャオプラヤー川を挟んで、王宮対岸に位置する。アユタヤ朝時代以前から存在し、トンブリー朝時代に王室寺院となった。高さ75メートルの大仏塔を中心に四つの小塔が囲む。精緻な装飾が施され、基部にはラーマキエン物語に登場するガルーダハヌマーン石像が並ぶ。三島由紀夫小説「暁の寺」の舞台となったことで知られる。ワットアルンラーチャワラーラーム

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世界の観光地名がわかる事典 「ワットアルン」の解説

ワットアルン【ワットアルン】
Wat Arun

タイの首都バンコクのチャオプラヤ川沿いにある壮麗な寺院。バンコクの中心市街からは対岸にあり、渡し船で行くことができる。タイの10バーツ硬貨に描かれ、三島由紀夫の小説『暁の寺』の舞台となった寺院としても知られる。高くそびえる色とりどりの5基のパゴダ(仏塔)があり、大仏塔の高さは75m。仏塔の正面には、仏像を安置した御堂がある。創建の年代は不詳だが、トンブリー王朝を開いたタクシン王により、同王朝の王宮寺院に改修された。◇「ワットアルン」は「暁の寺」という意味。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワットアルン」の意味・わかりやすい解説

ワット・アルン
Wat Arun

タイ,バンコク市内にある仏教寺院。 19世紀中頃の建築で,チャオプラヤー川の西岸,王宮の対岸に位置する。ワットは寺,アルンは夜明けを意味し,「暁の寺」と呼ばれている。境内にそびえたつ高さ 74mの美しいパゴダは,装飾性が高く,タイの独自性を示す。

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