ワレニウス(読み)われにうす(英語表記)Bernardus Varenius

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワレニウス」の意味・わかりやすい解説

ワレニウス(地理学者)
われにうす
Bernardus Varenius
(1622―1650)

ドイツ生まれの地理学者。1650年に『一般地理学Geographia generalisを著し、それまでのコスモグラフィアとよばれる羅列的な地理書を離れて、地理学を世界全体を考察する一般地理学と、世界の諸国について記述する特殊地理学、すなわち地誌に区分し、また地理的記述において神学的な解釈を離れるなど近代地理学の先駆をなした。なお1649年にはオランダ人旅行記により『日本王国記Descriptio regni Japoniae(邦訳名『日本伝聞記』)を著した。

織田武雄

『宮内芳明訳『日本伝聞記』(1975・大明堂)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワレニウス」の意味・わかりやすい解説

ワレニウス

「ウァレニウス」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android