アイゼナハ(英語表記)Eisenach

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドイツ中部,チューリンゲン州の都市。エルフルトの西約 50km,チューリンガーワルトの北西斜面に位置する。 1150年頃にチューリンゲン地方伯によって建設された町で,南西に伯の古城ワルトブルク城がある。 1264年ザクセン公ウェッティン家領となり,83年都市権獲得。音楽家バッハの生地,ルターが学童時代を過しウォルムス帝国議会 (1521) 後隠遁した地として知られ,古城は R.ワーグナー作曲の歌劇タンホイザー』の舞台として有名。ルターによる新約聖書のドイツ語訳もこの城で行われた。フランクフルト-エルフルト間の交通の要地で,観光都市でもある。 19世紀後半から工業が興り,自動車,機械,化学工業が盛ん。ロマネスク様式の聖ニコラウス教会 (1200頃) ,後期ゴシック様式の聖ゲオルク教会 (1180頃創設,16世紀に修復) が代表的建築物。人口4万 5220 (1991推計) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ドイツ中部,チューリンゲン州の都市。人口5万1000(1980)。乗用車生産を中心とする工業と観光の町。1180年ごろ建市。市外にそびえるワルトブルク城で1521‐22年宗教改革家ルターが聖書をドイツ語に翻訳した。また1817年,500名の学生がこの城に集まりドイツ統一ののろしをあげた(ブルシェンシャフト)。69年ドイツ社会民主労働者党がこの町で結成された(アイゼナハ綱領)。J.S.バッハの生家がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ドイツ中部、チューリンゲン州の西端にある工業都市。1949~1990年は旧東ドイツに属した。チューリンゲン山脈北東麓(ろく)、標高222メートルにある。人口4万4400(2000)。チューリンゲン伯の居城であったワルトブルク城(412メートル)が山上にそびえ、ヘルマン1世(在位1190~1217)のころは中世騎士恋愛歌(ミンネザング)の中心地であった。またルターが『新約聖書』をドイツ語に訳したところでもある。自動車(オペル社)、電気工業が立地する。1869年、ドイツ社会民主労働者党(アイゼナハ派)結成の地。作曲家J・S・バッハの生地。

[佐々木博]

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精選版 日本国語大辞典の解説

(Eisenach) ドイツ中部、チューリンゲン山脈の北東麓にある工業都市。作曲家バッハの生地。ワルトブルク城がある。

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世界大百科事典内のアイゼナハの言及

【ワルトブルク】より

…ドイツ中部,アイゼナハの南西の小山の上にある城。設立は,伝説では11世紀のルートウィヒ跳躍公Ludwig der Springerにさかのぼる。…

※「アイゼナハ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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