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アオスタ Aosta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アオスタ
Aosta

イタリア北西部,バレダオスタ州の州都。アルプスの南,トリノの北北西約 80kmにある大サンベルナール峠に通じる街道と,小サンベルナール峠に通じる街道の分岐点。ケルト系のサラッシ人の町であったが,前 25年ローマに占領された。聖アンセルムスの生地。金属工業 (鉄鋼,アルミニウム) ,ビール醸造の工場や大きな水力発電所がある。アウグスツスのアーチ,劇場などの古代ローマ時代の遺跡のほか,12世紀の聖堂,僧院,宮殿などが残っている。人口3万 5895 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

アオスタ(Aosta)

イタリア北西部、バッレダオスタ自治州の都市。同州の州都。アペニン山脈、モンテビアンコ(モンブラン)、モンテチェルビノ(マッターホルン)など4000メートル級の山々に囲まれたドーラバルテア川沿いの、アオスタ渓谷に位置する。古代ローマ時代に軍事拠点が置かれ、サンベルナール峠に抜ける交通の要衝として古くから栄えた。古代ローマ時代の遺跡や中世の歴史的建造物がある。チーズ、ワインの産地として知られるほか、スキーや登山を楽しむ観光客が数多く訪れる。

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世界大百科事典 第2版の解説

アオスタ【Aosta】

イタリア北西部,バレ・ダオスタ州の州都。人口3万6095(1990)。北にペニン・アルプスの山々を望む標高583mの盆地にある。ローマ時代に軍隊の駐屯地として発展し,当時の城壁,劇場,凱旋門などが残っている。現在は製鉄業を中心に多様な工業が立地しているが,それ以上に,モン・ブランや大サン・ベルナール峠を貫通している国境の大トンネルをひかえた幹線道路の要所,および観光基地としての機能が大きい。【萩原 愛一】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アオスタ
あおすた
Aosta

イタリア北西部、バッレ・ダオスタ自治州の州都。人口3万3926(2001国勢調査速報値)。ドーラ・バルテア川の谷に位置し、大小のサン・ベルナール峠に通じるアルプス越えの商業、観光ルートの要衝となっている。紀元前25年、ローマ人の軍事拠点として建設され、ラテン名はアウグスタ・プラエトリアAugusta Praetoria。その後、16世紀ごろまではこの地方の中心地として栄えた。現在、主要産業としては、製鉄業のほか化学や繊維工業などがある。[堺 憲一]

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世界大百科事典内のアオスタの言及

【バレ・ダオスタ[州]】より

…西のフランス,北のスイスとの国境はモン・ブラン,マッターホルン,モンテ・ローザなどがそびえ,文字どおり高峰に囲まれた谷(バレは〈谷〉の意)に位置するイタリア最小の州である。州都はアオスタ。山岳地域のため,おもに牧畜,林業が中心であったが,19世紀以後,イタリアのなかでは比較的豊富でさまざまな鉱物資源(鉄,石炭,アンチモン,鉛など)に恵まれているため,急速に採掘および製錬加工が行われるようになり,なかでもコーニェCogneの製鉄業は重要であった。…

※「アオスタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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