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アキメネス Achimenes; monkey-faced pansy; Cupid's-bower

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アキメネス
Achimenes; monkey-faced pansy; Cupid's-bower

イワタバコ科アキメネス (ハナギリソウ) 属の総称メキシコから中央アメリカにかけて約 20種が分布する。球根植物で,草丈は 20~60cm。夏の鉢花として栽培される。茎が垂れ下がるものは吊り鉢栽培に向いている。各葉腋に1~数個ずつ漏斗状もしくは管状の花冠をつけ,花冠の先は5裂する。青系,赤系,黄系,白と多彩な花色をもち,アキメネス・ロンギフローラ A.longifloraやアキメネス・エレクタ A.erectaなどの原種から,欧米では多くの園芸品種が作出されている。強光を嫌うため,夏場は半日陰か,寒冷紗などで遮光して管理。秋に葉が黄変したら水を断ち,鉢のまま5~10℃で越冬させるか,球根をいったん掘出し,バーミキュライトなどに埋めて保存する。

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デジタル大辞泉の解説

アキメネス(〈ラテン〉Achimenes)

イワタバコ科アキメネス属の多年草の総称。中南米原産で、園芸品種が多い。高さ20~30センチ。夏、赤・紫・青・白色などの花が咲く。はなぎりそう。

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百科事典マイペディアの解説

アキメネス

メキシコから南米原産のイワタバコ科の小球根植物で,約30種ほどある。夏の花として温室で栽培する。秋〜冬掘り出して乾燥させ,早春に新球茎を鉢植とする。球茎は細長い松かさ状。

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世界大百科事典 第2版の解説

アキメネス【magic flower】

特異な鱗片からなる球根をもつイワタバコ科ハナギリソウ属Achimenesの草本植物で,メキシコからブラジルにかけて約30種が分布する。春に球根を植えると,初夏から秋にかけ長期間にわたって開花する。野生種からの選抜や種間交雑によって,園芸品種が多く作出されており,花は長さ3~10cm,白,黄,青,紫,赤色など豊富で鮮明な色彩をもっている。鉢植えとして栽培される。草丈20~60cm。球根は細長い松かさ状をしており,中心に細い軸(茎)があり,これに肉厚の鱗片(葉)が密に重なってつく。

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大辞林 第三版の解説

アキメネス【Achimenes】

イワタバコ科の多年草。中南米原産で観賞用に栽培される。根茎は松笠状で乾期には休眠する。花は浅い漏斗ろうと状で距きよがあり、紫紅色のものが多い。ハナギリソウ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アキメネス
あきめねす
[学]Achimenes

イワタバコ科のアキメネス属の総称。熱帯アメリカ原産の春植え球根草。メキシコからブラジル、アルゼンチンにかけて約26種(コクシネアA. coccinea、グランディフローラA. grandifloraなど)が分布する。また、交配によってつくられた多くの園芸品種が、夏の鉢物として栽培される。球根は松かさ状の小塊茎で、草丈は20~30センチメートル。葉は対生または輪生し、花は葉腋(ようえき)から互生し、花筒は長く先端は開く。花色は品種によって、赤、紫、青、白など豊富である。[平城好明]

栽培

学名のAchimenesはラテン語で「寒さに弱い」という意味で栽培温度は最低18℃が必要。秋から冬にかけての球根の貯蔵温度は10℃がよい。貯蔵しておいた球根を1~3月、バーミキュライト、砂などに埋めて20~25℃で催芽させる。芽が2センチメートルくらい伸びたら、3または4号鉢に排水のよい培養土で3~5球植える。寒冷紗(しゃ)などで日除けして栽培する。繁殖は球根のほか挿芽も可能。[平城好明]

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