アクチノマイシン

デジタル大辞泉 「アクチノマイシン」の意味・読み・例文・類語

アクチノマイシン(actinomycin)

抗生物質の一。アクチノマイシンD小児悪性腫瘍しゅよう特効薬

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精選版 日本国語大辞典 「アクチノマイシン」の意味・読み・例文・類語

アクチノマイシン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] actinomycin ) 抗生物質一つ。制癌(がん)剤などに用いられる。

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百科事典マイペディア 「アクチノマイシン」の意味・わかりやすい解説

アクチノマイシン

抗生物質。1940年ワクスマンらが放線菌から発見。広い抗菌性があるが,むしろ制癌薬として注目されている。A,B,C,Dなど20種以上あり,多くは赤色結晶。うち,C,D,Jが悪性腫瘍(しゅよう)とくにホジキン病絨(じゅう)毛上皮腫などの治療に用いられる。毒性は強い。
→関連項目ワクスマン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アクチノマイシン」の意味・わかりやすい解説

アクチノマイシン
actinomycin

放線菌類から取出された抗生物質。放線菌の一種,Streptomyces antibioticusなどの培養液から有機溶媒で抽出した血赤色板状の弱塩基性ペプチドで,単一物質ではない。十数種類の物質に分離されるが,そのうち特にC,D,Jなどは悪性腫瘍の治療薬として有用であり,ことにCはホジキン病に用いられている。

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