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アベドン Avedon, Richard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アベドン
Avedon, Richard

[生]1923.5.15. ニューヨーク,ニューヨーク
[没]2004.10.1. テキサス,サンアントニオ
アメリカのファッションおよび肖像写真家。 1945年から 1965年までより有力ファッション誌『ハーパーズ・バザー』に常時作品を掲載,その後『ヴォーグ』,『ニューヨーカー』と活躍の舞台を移した。ファッション写真では華麗でかつ劇的な効果を好む一方,肖像写真ではエッセー的な視点をもって現代アメリカの著名人の大半をカメラに収めた。代表的な写真集に『オブザーベーション』 (1959) ,『エビデンス-1944~1994』 (1994) などがある。また,1994年と 2002年にはアメリカの美術館で大回顧展が催された。

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百科事典マイペディアの解説

アベドン

米国の写真家。ニューヨーク生れ。コロンビア大学で哲学を学んだ後,1944年よりブロドビッチのもとで写真を学ぶ。1946年ニューヨークに〈リチャード・アベドン・スタジオ〉を開く。
→関連項目ムンカッチ

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世界大百科事典 第2版の解説

アベドン【Richard Avedon】

1923‐2004
アメリカの写真家。ニューヨーク生れ。高校卒業後,商務省写真部に所属。1945‐65年《ハーパーズ・バザー》誌スタッフ写真家,66‐75年《ボーグ》誌スタッフ写真家。第2次大戦後パリの街を舞台に映画のシーンのような物語性と動きに満ちたファッション写真で一躍スターとなる。50年代終りから,ファッションの背景を街からスタジオに移し,動きは残したがバックは白で消去する方向に行き,ついに動きも止めてしまう。白バックを背に人が立ちつくしている彼の肖像写真はこうして生まれる。

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大辞林 第三版の解説

アベドン【Richard Avedon】

1923~2004) アメリカの写真家。「ハーパース-バザー」誌にダイナミックなファッション写真を発表、人気写真家となる。アメリカ社会を鋭くえぐる肖像写真家としても知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アベドン
あべどん
Richard Avedon
(1923―2004)

アメリカの写真家。おもにファッションやポートレートを手がけ、商業写真の分野で国際的に活躍。ニューヨークに生まれる。少年期より詩と写真に非凡な才能を示したという。第二次世界大戦後、ニューヨークの公立学校を経てコロンビア大学に学び、在学中の21歳からファッション写真界に進み、そこで著名なアート・ディレクター、アレクセイ・ブロードビッチAlexey Brodovitch(1898―1971)に出会う。彼の推挙で『ハーパーズ・バザー』誌の専属スタッフとなり高い評価を受け、続いて『ライフ』や『ボーグ』でも活躍、1950年代にはいち早く写真家として不動の地位を獲得した。彼の写真表現は、優雅さの典型を雄弁に語る美学をもつのみならず、豊かな人間性に根ざした鋭い人間観察を介して、普遍的に通用する人間味を巧みに描き上げる。代表作でもある作品集『オブザベーション』Observations(1959)や、作家ジェームズ・ボールドウィンとの共作『ナッシング・パーソナル』Nothing Personal(1964)などはその好例である。[平木 収]
Observations(1959, Simon & Schuster, New York) ▽Richard Avedon, James Baldwin Nothing personal(1964, Atheneum, New York)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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